システム障害に対する日本企業の過剰対応の愚かさは、この「極言暴論」で何度も指摘してきた。システム障害の発生は避けられないというのは技術者の間では常識のはずなのに、「システム障害は絶対に起こしてはならない」という非常識が、なぜかまかり通る。その結果、ユーザー企業のIT部門やITベンダーのシステム運用担当者は過大な負担を強いられ、その現場はブラック職場と化す。
挙句の果てに「起こしてはならない」システム障害が発生すれば、さあ大変。たかだか数万人の顧客に迷惑をかけた程度なのに、経営トップが謝罪会見を開き深々と頭を下げる始末。それを見た他の企業の経営トップやCIO(最高情報責任者)、そしてIT部門の現場を恐怖に打ち震える。その結果、ますます「障害は絶対、絶対、絶対に起こすな!」という話になり、システム運用担当者の首は絞まっていく。
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